【応援】思うこと

【応援】思うこと

こんにちは。伊藤です。

今回は「応援」について書きます。

JBA日本バスケットボール協会では、

過去に良くあったコーチや監督を初めとする暴力・暴言の根絶を目指し、

「クリーンバスケット、クリーン・ザ・ゲーム」を謳っています。

インテグリティの精神を推進し、「誠実さ、真摯さ、高潔さ」を掲げています。

審判や相手チームへのリスペクト精神も同じく大切にしています。

まだまだバスケットボール界では、特に小学生・中学生の一部のチームでは、

このコーチは何様のつもりだ、偉そうに、怒鳴るんじゃねぇ、と思うことが

多々ありますが、まぁそれでも減ってきていると思います(インテグリティを

書き始めると止まらなくなるので、また機会があれば書きます)。

JBAでは講習会などにて、都度このことを発信していますので、

その効果は出てきているなと思いますし、とても良い考え方、

素敵なスタンスですので、私自身も実行しています。

さて、相手チームへのリスペクト精神という点で、

「相手のミスに対しては喜ばない」ということを、ある講習会で学びました。

これも良いなと思い、

私がコーチをしているチームでは浸透させ、実行しています。

例えば、

・相手のトラベリングでマイボールになった

・相手のパスミス

・相手フリースローのミス

・相手のファウル

ということが起きた場合、

ミスしても言わない。

喜ばない。

拍手しない。

相手をケナすのではなく、自分たちの良かったプレーに対して、

「ナイスディフェンス!」など、応援するということ。

自チーム選手がドライブして、相手チームDFのファウルがあった場合には、

「ナイスファウル!」ではなく、「ナイスドライブ!!」など、

自チーム選手を褒めるという方向になってきています。

こういう取り組みはぜひ、どのチームでも、コーチも選手もみんな実行する

文化になっていって欲しいと、切に願います。

昔だったら、そのミスに対して、イエーイとか、儲け儲けとか、

相手をケナす言葉が良く飛び交っていました。

そして自チームの監督にも怒られる。

相手=敵。自チームにも敵がいる。

まぁそれもスポーツの一面ではありますけどね。

ちなみに、昨年度のミニバス全国大会にて、

フリースローでは通常、静まっていることが多いですが、

まだ一部、「リバウンドっ!リバウンドっ!」と外すのを期待して、

子供達や観客の保護者さんが拍手して応援しているのが見受けられました。

ちょっと残念・・。。まぁこれも減ってきていますので。

さてさて、そんな流れの中、

こないだ日本代表女子の強化試合を観にいって感じたのですが、

日本の観客の応援に品がない・・。。

まぁ進行役(MC)がいて、そう仕向けて、パフォーマンスしているので、

観客はそうしちゃうのかもしれませんが、

先ほどのリスペクト精神からすると、ちょっと違う。

例えばこんな感じ、、

・相手チームフリースローでのブーイング

・相手チームがシュート外したら喜ぶ

・相手チームのミスへの喜び、拍手、応援、盛り上げ

・相手チームが素晴らしいプレーしても、拍手はナシ

その試合、相手はそこまで強くなくて大差の点数でしたが、

それでもまだ日本がシュート入ると盛り上げようとします。

相手チームはそれでも一生懸命にやっていますので、

その素晴らしいプレーに、私は拍手を送りました。

ダメでしょうか。。

バスケットボールはアメリカ発祥のスポーツですが、

そういう応援の文化がつくられてきましたので、否定はしませんし、

ブーイングについても楽しんでやっていると思いますので、

それはそれで、、別に日本が真似する必要はないですよね。。

ラグビーはイギリス発祥のスポーツですが、

その「ノーサイドの精神」は素晴らしく、見ていて気持ちいいです。

試合後だけではなく、試合中も観客もわかっていて、チーム関係なく、

汚いプレーにはブーイング、素晴らしいプレーには拍手が送られます。

日本人の誠実さや謙虚さもまた素晴らしく、ノーサイド精神に近いです。

こういった独自の文化を、日本の応援の文化にしていけないものでしょうか。

私自身、コーチとして教えていて、先ほどのリスペクト精神での応援を

子供たちに推進していますが、子供たちはBリーグとかこういう試合を

観に行って、その会場の応援をするじゃないですか・・。。

この矛盾、子供たちにどう説明したら良いんでしょうか??

これもスポーツの一面さ・・。。

JBA、Bリーグ、日本のトップからこの矛盾を止めていただき、

ぜひ素晴らしい日本のバスケットボール文化を、改めてつくって

いければ嬉しいなと思っています^^

そして、そうなればきっと日本特有のバスケスタイルも確立して、

もっと世界で通用するようになると思っています。

以上です。

最後までお読みくださりありがとうございました_(._.)_

それではまた👋

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