こんにちは。
リバウンド、大事ですよね。皆さん頭ではわかっています。
とはいえリバウンド、ちゃんと誰かに説明できますか・・?
そして、実際に試合中に実行できますか・・??
今回はその「技術・要素」について書いていきたいと思います。
ご興味ある方はお付き合い下さい。
■リバウンドの考え方
さて、まずは当たり前のこと言いますね。
リバウンドの大切さ、重要性を再認識しましょう!
●リバウンドとは
シュートが外れ、まだどちらのチームにもボールを保持されて
いない状態で、それを取り合うこと。空中で取り合うことが
多いですね。
●リバウンドを取ったら
マイボールになります。
自チームのオフェンス回数や攻撃時間が増えます。
得点チャンスが増えます。それが積み重なります。
●取られたら
相手ボールです。
相手チームのオフェンス回数や攻撃時間が増えます。
相手の得点チャンスが増えます。それが積み重なります。
●ということは・・、、
リバウンドを取ったほうが有利ですよね!
リバウンドを制する者は試合を制す!!
= リバウンドを制したチームは試合に勝つ
(※ルーズボールも同等の価値あります)
相手のオフェンスチャンスをつぶし「-2点」、
自チームの得点になれば「+2点」=「4点」分の働き!!
スラムダンクさんでありましたね。
まぁコトはそう単純ではないですが、それくらい価値あるのが
「リバウンド」です!
■リバウンドの技術と要素
ここではいろいろな技術と要素を説明していきます。
私はオフェンスリバウンドでもディフェンスリバウンドでも
基礎となる部分は一緒と思っています。ではいきます。
①良いポジションを確保する&スクリーンアウト
●良いポジションとは・・、簡単に言うと、
リバウンドを取れるポジションです。
それをスクリーンアウト等を使い確保します。
大まかに言えば、リング寄りで、相手よりも内側のポジションと
言えるでしょう。
オフェンスでもディフェンスでも、この場所取り合戦を制する
ことがリバウンドを取ることに近づくといえます。
●スクリーンアウト(ボックスアウト)
・するタイミング
シュートを撃ったら、もしくは撃ちそうならスクリーンアウトを
してポジションを確保します。
・先に、スクリーンアウト!
ボールを目で追うよりもまず相手を見て、先にスクリーンアウト。
最近ではヒットファーストなんて言葉も良く言われますね。
初めのうちは、ボールだけ目で追ってしまって、相手を見ずに、
ボールを取ることだけに集中してしまいがちです。
ボールではなく、まずは相手、スクリーンアウト!
相手に良いポジションを取らせない。
自分が良いポジションを取る、です。
・身体をあてる
背中や腰を使い、足を曲げ、相手の膝を押さえにいくイメージ。
ぶつかり合いに慣れましょう!
横向き、前向きでもOKです。
ただボールは見失わないように注意してください⚠
それと、腕を使って押してしまってはファウルになります。
腕は身体を守るためなら使えますので、上手くロックして、
それ以上中に入られないために使いましょう。そこから
さらに腕で押し出しちゃったらNG。注意してください⚠
・ペイントエリア内
オフェンスがいる場合は、外側に向けてスクリーンアウトで
身体で押し出しましょう。
・飛び込みリバウンドに対して
外から飛び込みリバウンドに来る選手は、スピードをつけて
フェイントかけてきますので、ペイントエリア内に侵入させ
ないよう、身体張って行かせないようにしましょう。
・リバウンドに来る意思がない
特にリバウンドの意識が低い選手は放っておいて良し。わざわざ
遠い位置までスクリーンアウトをしにいく必要はありません。
ボールの行方を確認し、自分はリバウンドに参加しましょう。
・リングの真下はシュートが落ちてこないスポット
場所取り合戦の中で、ここに相手を押し込めてしまうのも
一つの有効な手段です。相手が内側にいてもリングが近ければ
このスポットに押し込んじゃいましょう。機能しなくなります。
・ジャンプさせない
相手より高く跳べないなら、スクリーンアウトして、
相手を跳ばさなければよい。
河田のお兄ちゃんがやってましたね^^
②ボールの行方を確認する
くどいですが、スクリーンアウトが先。
その後ボールの行方をきちんと確認することも大事です。
シュートの軌道や、飛んだ方向をちゃんと見て、予測して、
実際落ちるところに取りに行きましょう。
③ジャンプ&キャッチ
両手でも片手でも、ジャンプして、自分の最高到達点で、
タイミングあわせて、キャッチできるようにします。
これ、けっこう難しい技術と思います。特に小・中学生。
練習でバックボードにぶつけて、リバウンドやってもらうと、
初めからできる子はほとんどいません。
ジャンプ+タイミング(ボール落ちる&最高到達点)+キャッチ
これだけでも複数の運動要素が合わさっていますので、
簡単ではありません。
キャッチすることが、得点に直接つながっていますので、
繰り返し練習する必要ありますね。
④着地&ケガ防止
着地は、非常に大切な技術です。
両足を肩幅よりも大きく開き、両足で、膝や股関節などを
クッションのように使い柔らかく着地する。
ジャンプして、フロアに降りるということは、自分の想像以上に
身体のいろんな場所に大きな負担がかかっています。
首、腰、膝、足首等々。
特に膝のケガや、足首の捻挫など多く起きてしまいがちですので、
それらを避けるため、軽視せず着地に意識的に取り組みましょう。
例えばですよ、花瓶を持ってて、、
ある程度の高さから落としたらどうなりますか??
割れますね。固いものは割れます。
膝や、股関節など足のクッションを使わず、身体を固く使って
負担をかける着地をしていたら、花瓶と同じように割れてしまう、
ケガする着地の仕方を習慣的に実践している、と思いましょう。
そしたら着地も疎かにできませんね^^
プレーヤーとしての寿命もきっと延びますよ。
ケガしちゃったからしょうがない、ケガしたら病院に行って治せば
よい。もちろんしちゃったらきちんと治すことは大事ですが、
それよりもケガしないよう注意を払うこと。予防することの方が
もっと大事です。風邪予防の手洗いうがいみたいなもんですね。
それと、ケガ防止という点で、着地する身体の向きも大切です。
競り合って相手選手が近い、もしくはぶつかって着地をする、
という場合も良くあると思います。
その際には、身体を反転させ、自分の背中面を相手側に向けて
着地できるように練習してください。
そしたらケガもしにくいし、ボールも相手から遠い位置に
なりますので、ボールも取られにくくなりますね。
出ました、一石二鳥🐥🐥
相手の足も踏まないように避けましょね。
ゴリのように捻挫しないよう自分で気を付けるんですよ。
⑤ボールの位置&キープ(ピボット)
せっかくリバウンドを取っても、相手にカットされたら、
相手ボールになっちゃいます。いかすぜりょーちん!的な。
下で狙っている人、必ずいます。
キャッチ後も気を抜かず、ピボットして、
相手から遠い位置にボールをコントロールしましょう。
ピボットのコツは、縦幅・横幅・上下。
足を曲げて、広げ、横幅大きく使い、お尻を突き出し、時には頭も
下げて使って、縦幅も大きくし、相手をケガさせないようヒジも広げて、
身体全体を上手く使い、空間を創り出します。
ボールは頭の上から、膝の下まで、とにかく動かせる範囲で広く使い、
相手から遠いところでキープしましょう!
ちなみに、良く「ボールを下げるな」というコーチの方いますね。
小学生で、背が伸びたけど、筋肉が追い付いておらず、
ひょろっとした子は良く言われています。。。
私は下げないことが大切だとは、思わない派です。
下げない = 足・膝などを曲げない
なので突っ立っている、よろしくない状態。
オフェンスリバウンドから、ジャンプシュートを撃つのに、一度ボールを
下げないと、私はジャンプシュートを撃てません。
振り上げる反動を使えれば、高くジャンプすることができます。
ディフェンスリバウンド後も、すぐダブルチーム来られて、突っ立ってたら、
バランス崩されて、すぐボール取られちゃいます。
だからこそ、きちんと着地して、身体向きと、ボールの位置を
しっかりコントロールして、シュート撃てるようするんです、
キープできるようにするんです。
大丈夫です!できるようになりますから^^!
■オフェンスリバウンドについて
ここではオフェンスリバウンドについて触れますね。
①コツ
オフェンスリバウンドに・・、行く! です。
リバウンドに行かなきゃ始まらない。行けば取れる可能性あり。
これは別の投稿で詳しく述べていますので、そちらご覧ください。
②シュートの落ちる方向を予測する
シュートの軌道を見て予測しましょう。
シュートが短そう、リングの手前に当たるなら、こっちだ!
0度からのシュートは真っすぐ飛んだなら、0度に落ちやすい。特に逆サイド。
3Pなどロングシュートはロングリバウンドになりやすい。
経験則から、このプレーヤーはああいうシュート好きだけど、
こう落ちるケース多いから、ここに飛び込め。
などなど、いろいろあります。予測して動いてみてください。
きっと楽しくなってきますよ。
③先にリバウンドに入る
味方がシュート撃ちそうになったら、先にリバウンド行って、
良いポジションを確保しちゃう。先にスクリーンアウト。
これも「極意」の投稿で述べていますので、そちらご覧ください。
これやっている人、あんまり見かけません。
やったら取れるのになぁ。
リバウンド職人みたいな気分で楽しくなってきますよ^^
ちなみにペイントエリア内、2秒までは当然いられるし、
その間に味方がシュートを撃てば3秒ルールに違反しません。
④リバウンド取れた後の選択肢
・シュート
リバウンドシュート狙いましょう。
近い距離でシュート撃てるので、比較的確率も高いです。
ゴール下付近では、シュートすればファウルもらえる可能性もありますので、
相手がいてもビビらず、強い気持ちで、相手にぶつかって撃ちましょう!
相手のファウルが1つ増えただけでも充分プラスです。
さらにフリースローもついてきて、得点チャンス生まれてます。
普段の練習からぶつかり合いを楽しみ、慣れておいてください。
ファウルされたらラッキーチャンス!
バスケットカウント(バスカン)狙っていきましょー!!
・シュートの選択肢
たくさんあります。
右手 左手 ボード使う 使わない
ジャンプシュート ジャンプレイアップシュート
フェイダウェイ タップ フック ダンク
シュートフェイク パスフェイク タイミングずらす etc.
とにかく相手にブロックされずに、より簡単に得点できるよう、
普段から実践を想定して、練習して、準備しておいてください。
何回でも、シュート入るまでリバウンド取りに行くことは大事
ですが、相手も黙っちゃいませんので、実際には何回も撃てま
せんよっ!一発で決められるよう練習です!!
そして、ゴール下のシュートって、普段ボードを使ってジャンプシュートの
練習しますよね。ボールミートの練習にもなりますし、基本のシュート的に、
たくさん練習すると思います。
きれいなフォームを身につけるためのは大切な練習です。
だけど、本番では、、
一番ブロックされやすいシュートになりますので要注意⚠
ブロックショットの餌食ってやつですね。。
タイミング合わせやすいし、後ろからも狙われてます。
一択のシュートでは得点できませんからね~。
・パス(アシスト)
ディフェンスの形も崩れていることが多いので、自分が撃つよりも
簡単にシュートを撃てる味方が空いているケース多いです。
パスも大切な選択肢です!
・オフェンスコントロール(一度戻す。組み立てなおす。)
オフェンスがもう一度できるだけでも充分プラスですよ!
シュートが撃てないなら、無理に撃たず、もう一度味方に戻し、スペースを
確保して、攻め直しする選択肢も大切です。
もちろん、自分でドリブルで外に出ることもありです。
ゴール下付近には相手のBIGマンいるため、不用意に撃って、ただブロック
されちゃうではもったいないですからね。
近年ではオフェンスリバウンド後はショットクロック14秒です。
あまりゆったり攻め直してる時間はないので、戻された後、チャンスあれば、
すぐドライブなど仕掛ける、シュート狙う。
また、短い時間でのサインプレーや、起点となって攻められるプレーヤーに
ボールまわして攻めさせるなど、有効に、そして積極的に攻めてください!
せっかく取ったオフェンスリバウンドですから、シュート撃って終われる
ように。
■ディフェンスリバウンドについて
オフェンスリバウンドよりもディフェンスリバウンドの方が、
皆さん良くご存じかと思います。見ていきましょう!
①相手に取られないぞっ!
まずは、強い意志が必要です!!
一本でも取られないように徹底しましょう。
取られたら即、負けに通じます。
取れれば、勝ちにつながっていきます。
②スクリーンアウト
とにかく身体を張って、リバウンドが落ちてくるであろう
ポジションを確保してください!
ディフェンスの方がオフェンスの選手よりも通常リング寄りの
内側にいると思いますので、相手に中に入られないよう必死で
ポジションを取ってください。
③全員で取る
スクリーンアウトも基本全員がやる!
センターやBIGマンだけに頼って仕事を押し付けない!
基本、全員でリバウンドとりましょう!!
特にゴール下やペイントエリアで誰かが競って弾いたボールを
ガードが第二弾としてジャンプして、キャッチできれば、
マイボールにすることができます。
リバウンドもチームプレーですね。
■その他のリバウンド技術
そのほかのリバウンドに関することを記載しておきます。
これもけっこう大切ですよ。
①味方のワンマン速攻時のリバウンドサポート
カットや、ワンパスでの速攻などで、味方がノーマークの
レイアップシュートに行くシチュエーションってありますよね。
そんなときには、
誰か1人は、サポートでリバウンドに走りましょう!
これ大事です!!
シュートが落ちる可能性は低いですが、どうしても人間ミスっちゃうときは
あります。
ミスをミスにしないために、カバー&サポートし合いましょう♡
仮に外れた場合、相手にリバウンド取られ、逆速攻され、得点を取られかね
ません。ガッカリ感大きい・・。。
それを自分たちでリバウンド取って得点とするんです!
もちろん走るの疲れますよ。無駄走りにも思えます。
が、決して無駄にはならない価値があります!
特に練習では体力向上のため、鍛錬だと思って、走ってリバウンドに参加して
ください。Welcome to 無駄走り^^
ついでに、その後連動してオールコートであたりましょう。
パス出しさせないようディフェンス!
5秒とれる可能性もあります。
というのも・・、
セーフティマンはガードであること、そして1人が多いです。
んで、がっかりして何となく・・、ついパス出し体制に入ります。
加えて、他のプレーヤーがボールをもらいに来れていない、もしくは、
ガードじゃないプレーヤーが、ボールをもらいに来ていることが多いです。
ってことは、ディナイで2人で守ればかなり効果的ですよ。
他の選手も連動してディフェンスしたらなお有効です。
ワンマン速攻時、リバウンドのサポート、そしてディフェンス、
これも一石二鳥の効果ありですよ~🐥🐥
②リバウンド後の無駄なファウルはしない
リバウンドを取れなくても、ファウルはしないこと。
特にオフェンスで自分でシュート撃って、入ると思ったら外して、
リバウンドに行って、取れずに悔しくてボールをカットしに行き、
そこでファウルをしてしまう選手、、良くいますね。
俗にいう余計なファウル、無駄なファウルってやつです。
これついやっちゃうんですよね。
真面目な人ほど。。
しないようにするにはどうしたらよいでしょう??
こう考えてみてください。
あなたは頑張り屋さんで、一生懸命やって、結果ファウルとなりました。
もしかしたら手にあたってないかもしれません、
ファウルじゃないかもしれません。
でも審判が吹いたらファウルです。そう見えるプレーをしました。
あなたはチームの中心選手です。
その自覚が必要です。
ファウルアウトせず、最後まで試合に出続ける責任があります。
ここでの余計な1つのファウルが後に響きます。
あなたがいなきゃ試合に負けちゃうんです。
試合全体を通してファウルしなければいけない場面もありますので、
ファウルは取っておかねばなりません。
ファウルの数も自分でコントロールするんです。
また、チームペナルティのフリースローにもつながります。
そのフリースローが勝負を左右していきます。
ただ1つのファウルと思わないこと。
流れも傾きます。
もったいないプレーだと認識し、すぐにディフェンスに切り換え、
自分のマークにつきましょう。逆速攻をされかねません。
手を出さずに、ハリーバックです!
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
リバウンドに限らず、オフェンスやディフェンス、すげぇ練習して、
たくさんの技術や知識を覚えたとします。
ですが、試合になって一番と言っていいほど大事になってくるのは、
やっぱり「リバウンド」です。
練習でどれだけいろんなことやったとしても、バスケットボールと
いうスポーツをやっている限り必要な技術、それがリバウンドです。
どんなチームに行ったとしても大事です。
特にディフェンスリバウンド、スクリーンアウト。
きっとチームの役に立てます。
勝利に近づきますよ^^!
以上です。
お読みくださり、ありがとうございました_(._.)_
それではまた👋


コメントを残す